何かを修理すると何処かが壊れる・・・


1か月以上更新してませんでしたが色々有りました。

まあ、ヨットあるあるなんでしょうが、何か船に問題があって修理する時。
仮にAを修理するとしよう。
Aさえ治れば良いのだがBとCを分解する必要がある。
そこで分解した所Cが壊れBも影響を受けてしまったという話。。。。

艇購入時から排気ホースとウォーターロックのジョイント部分から水漏れと排気もれがありました。
ホースを外しウォーターロックジョイント部を研磨し耐熱ガスケットでシールして組み直せば止まるだろう。

で、ミキシングエルボからホース丸ごと外しウォーターロックの掃除。
塩と排ガスが固まりになっていたがサンドペーパーで研磨。特に問題なく完了。

次にミキシングエルボとホースの点検。掃除。特に問題なく終了。

さて排気ポートのガスケットのカスをオイルストーンで研磨して面出ししようと覗き込むと

ん~~~~ポートの円がでずガタガタや。結構カーボン溜まってるな。
2GMは排気ポート周りが薄いと聞くので肉厚のポート面を集中的にカーボン除去するか。

しかし硬いな~塩とカーボンが混ざったのかな?
ポンチとハンマーでコンコン割っていると

ボロッ

ギャアァァァァ━━━━━━(|||゚Д゚)━━━━━━!!!!!!

ポート面が崩れたー

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どないしよどないしよ。

ヘッド交換は高いからいやや。だけど最悪ヘッド交換も頭によぎる。

方々に相談してみるがもう心が折れてしまったのでこの日は作業終了。

 

 

facebookで色々やり取していると段々と冷静になり自分で修理する事にした。

まずは現状把握の為カーボンの除去を行う。

修理一日目 恐らく粉だらけになると思うので養生を完璧にする。

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でフラップホイールでポート内のカーボンを研磨する。

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フラップホイールがあっという間に無くなってしまったので修理初日はこんな感じ。

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修理2日目。直径の太いフラップホイールを準備し研磨再開。

しかしカーボンなら黒い粉が出るはずなのに茶色い粉ばかり出る。

何かおかしいな~

ちょっと面出ししてみよう

 

う~んなるほど。デブコンの修理跡が出てきた。

恐らくミキシングエルボの溶接割れを放置して腐食したんやろな。

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と言う事は全部削ってしまうのは得策ではない。

かといってこのままでは何ともならないのでアルミパテで肉盛りしよう。

これでダメだったらヘッド交換や。諦めもつく。

 

修理三日目。

と言う訳で強度の弱い部分を割ってしまい、サンドペーパーブロックを作って仮の面出し。酸洗い。

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アルミパテは定評のあるGM-8300を手配。

便利な軽量トレーが付いているので2液をまぜる。

15分で硬化開始するらしいが気温が低い為ストーブの熱で温めながら手早く。

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1回目塗布

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ストーブの熱を当てて硬化促進。面出し研磨。

2回目塗布。面出し研磨。この日は終了。

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修理四日目

アルミパテ3回目塗布。硬化後面出し

流石に研磨する量が多くなり変な体制も手伝って腕が痛くこれで終わり。

若干くぼみもあるが液体ガスケットで何とかなる範囲だ。

黒く見えるのはくぼみでなくデブコンの面

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修理五日目

ミキシングエルボの面出し、ホースの清掃、各種液体ガスケットを使用して組立。

エンジン始動!

もうボケてて排水ホース繋ぎ忘れて水浸しになるわ、耐熱液体ガスケットの未硬化で排気漏れ起こすわで再度組立。この日は硬化待ちで作業終了。

 

修理六日目

さあ、もうエンジン掛けても問題ないはず!

エンジンスタート

 

イェ━━━━━ヽ( ゚Д゚)人(゚Д゚ )ノ━━━━━━イ!!

排気漏れなし!修理完了!もう大丈夫や!

 

最後に元々の原因であるウォーターロックの接続部の水漏れ点検。

うっそ~ん。漏れてるやん。

 

溢れたコーキングをカッターで切り取り原因調査。

ありゃ?ウォーターロックの溶接部から漏れとるがな。

そういや電蝕も起こしてた。

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今回はマフラーパテでヤバそうな所を埋めてしまって終了。

近いうちにFRPのウォーターロックを手配しないといけないな。

 

なにわともあれ何とか修理は完了したのでした。めでたしめでたし。

 

 

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