【番外編】神戸・横濱ヨットレース


ま、レース本編以外にも色々有ったで書き溜めておこうと思います。

【食事について】

どうしても簡単なラーメンなどに偏りがちになると思うのですがここは拘りたい。

炭水化物・タンパク質・脂質・食物繊維をあわせ、且つ凪と強風、嵐に対応できる組み合わせにする。そして冷蔵庫が無いのでクーラーボックスで保管できるパック惣菜を利用

 

・野菜はきゅうり、トマト、キャベツ、レタスで凪のときはサラダ、サンドイッチの具で吹いたら塩つけてそのままかじる

・パン食は基本凪で。ごぼうサラダなどを挟んでホットサンド

・ご飯はアルファ化米。お湯は常に魔法瓶に満タンにしておく。これでいつでも食べられる。カリカリ梅のふりかけが人気

・中華丼の素は便利。フライ麺にかけてあんかけ揚げそば、チャーハンにかけてあんかけチャーハン、ラーメンにかけて五目ラーメン、白ご飯にかけて中華丼と変化できる。

・サラダチキンは吹いたらそのままかじる、凪のときは細かく裂いて千切りきゅうりに胡麻ドレで棒棒鶏になる。

・業務スーパーの冷凍焼き鮭が人気だった。

食材の検討 - シート1 のコピー (1)

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これは肉じゃがとロールキャベツ・スープチャーハン。ごはんに湯を入れて出来上がりを待つ間に惣菜を湯煎したら出来上がり。

 

・飲料水は一人一日二リットル→寒かったので少し余った。暑い時期はもっと必要

・コーヒーは小1瓶では全然足りなかった。

・コーンスープよりオニオンスープがよかった。顆粒で洗い物も楽

・おやつは思ってた倍ぐらい必要→夜中によく食べた

・だからお腹が空かないので食事の分量は2/3程度でOK

 

【トラブル】

・シャックル外れた。遠州灘沖だったかな?海保から海上風警報の無線通報を聞き前線通過時はリーフする事にした。西から真っ黒な雲が迫ってきたので落ち着いてリーフ作業開始。タック固定、リーフアウトホウル固定そして余ったセイルを3人で纏めている所で

「ガシャン!」

3人ブームに掴まったまま艇外に放り出されかけた!何とか艇に留まり事無きを得たがあわや落水する所だった。

原因はメインシートブロックを止めているシャックルが緩んで外れた。他のシャックルも点検するとゆるみが数か所あった。これは僕の点検ミス。

この前線は空振りだったので良かったが石廊崎で来た本物の前線でこんなことが起これば命に係わるところだった。

 

・トイレ壊れた。給水は問題ないが排水量が少ない。完全排水しないので位階の使用で給水バルブを閉めて排水、空けて給水、閉めて排水を4~5回繰り換えさなければならない。 部品図から大体の原因を掴んだがばらしてみないと何とも・・・

・ジェネカータックロープ切れかけた。たった2回使っただけなのに外皮がボロボロ。その辺にあったロープではアカンか・・・

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【回航で】

太平洋上と潮岬超えた所の2か所で夜間にホンダワラをまいてしまった。

海保から注意喚起の出てるまさに一番右のポイント

注意喚起リーフレット

 

ウチの艇で一つ巻いたらもうアウトだった。

ロープとハーネスで艇に固定してから潜って千切った訳だが、

セイルダウンしても風と潮の関係であっという間に艇から離された。

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今回は艇がバウ方向に進んだのでキール付近から潜って丁度プロペラあたりに到達した。上から引っ張ってもらったんで楽だったがこれだシングルハンドだったらどうするか?考えてみた。

1)バウクリートにロープをセット

2)キール辺りに掴まり用のコブを作る

3)スターンのスイミングステップにロープを通す

4)スターンのクリートにロープをセット

5)ハーネスとロープをカラビナでつなぐ

これでバウスターン間は移動出来、危険時はカラビナを外して脱出(でもロープから離れると漂流)こんな感じかな?みんなどうしてるんだろ。

 

相模灘で綺麗に富士山見えた!良いロケーションだな~

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田辺湾で素敵な泊地を紹介してもらった!塩出しして飯も食ってスッキリサッパリ

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ヴェラシスでは白石康次郎さんのスピリットオブユーコーが係留されてた。

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洋上から毎日見る朝日と夕日、そして星はとてもきれい。これが有るからやめられないんよね~

18339582_1762122427137867_630730276_oではオッサン達の小さな大冒険はこれにてお終い!

 

神戸・横濱ヨットレース参戦記


昨年秋ごろから空いてる時間のほとんどをつぎ込んで準備してきた。
メンバーにも恵まれいよいよレースだ。

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レースビレッジとなる芦屋マリーナを出港。スタート海面に向かう。

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風波は真正面の南風だ。波にバウが突き刺さる。流石に6人乗り込んで1週間分の食料、水200Kgを積み込むと艇の挙動がモッサリしてるな。

 

4/29 12:00

定刻に神戸沖をスタート!さ~長丁場やで~

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大型レーサーのウインドセーラーとプチが飛び出す!

 

ま、付いて行けるはずもないのでボチボチ行きますか~

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西風のはずが南風やね~でもクローズ一本だからまあいいか~

などと話していると「ブ~~~~~ン」と飛行機の音が!

あれ?あの飛行機やたら低空飛んでるな・・・・落ちるんちゃうか?

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ん?旋回した。

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あ~~~海保の飛行機来るって言ってたわ!!!

旋回した上にバンクも振って挨拶もしてくれてる。かっちょえ~

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さ~まずは第一の関門、友が島水道(由良の瀬戸)を抜けなければいけない。

が、しっかり風が吹いているのと連れ潮なので条件は良い

 

4/29 13:54 8.5ノットで通過。

このペースやったら潮岬は明日の夜明けに通過できるんちゃうか~

 

などとほざいていると日ノ御碕手前で無風帯に捕まってしまった。

この時点ではこの後5時間もここでのたうちまわるとは想像もせず呑気に晩御飯を食べるのでした。同じ漂うにしても航海灯が周りに幾つか見えるので自分だけじゃない感があるのが救いか。ここまで食事は出発前のコンビニおにぎりなど。

 

4/29 23:00

ようやく風が吹いてきた。夜明けに潮岬は無理としても昼ごろには到達したいな~

廻りの艇は引き離したようだ。

 

4/30 06:00

ロールコール 位置はこんな感じ

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中々天気予報の西風にはならない。クローズリーチのまま。

早く西風吹いてくれないかな~。

朝食はハム、チーズ、ごぼうサラダのホットサンドとコーヒー

 

5/30 12:00

スタートして24時間 潮岬クリアできず。中々風も弱く困った状態だね

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潮岬を超えたあたりから西風が入ってきましたよ~ウヒヒヒ

スピン上げてカッ飛んでいきましょうかね。

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さ、お昼ご飯の時間です。波も穏やかなのでしっかりしたメニューにしましょうね。

 

風が上がってきたころ

ササッ パサッ ヒラヒラッ・・・・なんじゃ?

 

あ、ツバメや~~~ スピンポールのブライドルで一休みか~

こりゃ揺らさないようにしてあげないとね~

 

ただ、バランスが取りにくいのか少し揺れた時飛んで行ってしまった。

あ~あ、可哀そうな事したな~などと話していると

 

シュタッ!

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スピンシートに泊まってしまった。

うーんこれではスピントリムが出来ませんよ

でもまだ子供やな。よっぽど疲れてるんやろ。休ませてやろう。

ヘルムスマンに頑張ってもらって我々は癒されよう。

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どれくらい経っただろうか?

「あ!!!!!!クジラやーーーーーーー!」

「えっ?どこどこ?」

「あそこあそこ。ほら潮吹いてる」

「ほんまや~~~~~~~」

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写真を撮るのに全員カメラ片手に右舷に集中。

ついでにスピンシートも蹴飛ばす!

ツバメの子はびっくりして飛んでいく!

さっきまであんなに癒されてたのに人間とは何と酷いものか(笑)

 

おかげでしばらくクジラと並走できた。小さいクジラだね。

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さあ、レクリエーションの時間も終わったし風も上がってきたので真面目に走らせましょうか!

あれ?俺食当明けでライジャケしてないやん。あかんやん。

 

5/30 14:00 ロールコール

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で、風も上がったので日没と共にスピンダウン。ジブにチェンジ

夕飯はカップラーメンだったかな?

 

ナイトが始まって少し落ち着いた頃ヘルムスマンがポツリと一言

「誰かが横を走ってる・・・」

( ゚Д゚)ハァ?

どうした?もうろくするにはまだ早いよ

それとも何処かでドザエモン拾ったか?

見えない7人目のクルーか?

幻覚見たらアカンよ~

あはは~

 

と、しばらくたった時ふと海面を見ると波によって光る夜光虫とは明らかに違う。

何に対して反応してるんや?

 

じーっと目を凝らすと

 

「イルカや~~~~~」

10頭近くのイルカが並走してた!

何とイベントの多い日や。

 

ヘルムスマンの行ってた誰か横を走ってるとはこの事やったんやね。

 

5/1 00:34

やっとパールレースのスタートエリアまで来た。長いな~

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5/1 05:00

ジブのタック部分が破れていると報告を受ける。

夜間に修理を試みたようだがありあわせのテープでは上手くつかなかったらしい。

色々調べるとランニングで使っているとき金属部分と擦れて破れたようだ。

擦れている部分にテーピングを施しありとあらゆるリペアテープでつぎはぎに修理した。

朝食は厚切りハムとパンと野菜。少し辛かったな。

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朝から微風帯に捕まってどうしようもない・・・・

昼食はフライ麺と棒棒鶏

5/1 14:00だと思う 艇上では知らなかったけど随分離されたなー

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ちなみにチャートテーブル前はこんな感じ

上から気象FAX ラジオ 下が気象FAXの時間割 右が食事表

テープに書いてあるのはロールコール関係

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この頃になると皆疲れてきてあまり写真もない。

夕飯はカップのカレーメシだったかな?

 

ナイトになると北東の風に変わった。丁度進行方向から来る風だ。

夜半には更に吹き上がり2ポイントリーフとNo3ジブ

 

石廊崎が中々越えられず暴風の中のたうちまわり本船からはサーチライトを浴びせられオールナイト、オールハンズのサバイバルセイリングだ。

たまにバウから水の固まりが飛んでくる。

一人キャビンに入るにしても皆でハーネスを掛替て細心の注意を払いながらのセイリングだ。一時は伊豆大島に避航する事も考えたがこのコンディションで知らない港に入るよりそのまま行ってしまおう!

ちゅうことで夜が明けるまでひたすら我慢我慢。

 

5/2 05:00

嵐も収まりほっと一息ついた所で

「うわあぁぁぁぁ」

「どうしたん?」

「メイン裂けてる!」

ギャアァァァァ━━━━━━(|||゚Д゚)━━━━━━!!!!!!

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う~ん ここまで見事に裂けたらアウトやね。

随分くたびれたセイルだったから予備は持ってきたんだけどとりあえずは崩壊するまで使い続けよう。リーフ解除。ジブ交換。

 

満身創痍だが何とか明るいうちにフィニッシュしよう!

丁度伊豆大島と伊豆半島の間くらい

 

徹夜でフラフラのオッサンども

 

そしていよいよフィニッシュへのアプローチ!!!

と、おもったら行き過ぎてた~って(笑)

 

5/2 14:00 ロールコール いよいよアプローチかな。本船も多くなってきた。18198373_1068859479925767_5351269602990642006_n

 

5/2 15:30

フィニッシュとなる浦賀水道第一ブイが見えてきた!

本部船は見えない

 

ふむ。本部船はフィニッシュまでまだ時間がかかると踏んでいるな!

それならば本部船がフィニッシュラインを作る前にフィニッシュしてやる!!!(意味不明)

 

必死にトリムしたが最後の最後、本部船に追いつかれてフィニッシュラインを作られてしまった(笑)

5/2 16:00 フィニーーーシュ!

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いや~ちゃんと横浜まで行けるもんだね。お疲れ様でした~

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神戸・横濱ヨットレースのスタート


仕事と艇の準備が忙しすぎてブログ更新できてません。

スタート日時をお知らせしますので暇な方は海域に遊びに来てくださいね

■日時 2017年4月29日(土・祝)正午スタート
■海域 N34.27 E135.00

今日の天気予報のままだど楽ちんなのにな~

10年目の挑戦


思い返せば2007年11月に何の経験もなくヨットを買った。

よく飽きもせず続いたな。

きっとまだ乗るんだろう。

だっておもろいもん。

 

10年目の節目に神戸・横濱ヨットレースに参戦します。私にとっては大冒険だ。

丁度神戸港開港150周年と言うのも良い区切りだし、これだけの連続した休みも今後は中々取れそうにない。一番遅い艇になると思うが何とかタイムリミットまでにフィニッシュしたい。そして新島に寄って温泉入って魚食って帰るんだ。

 

クルーは本荘ヨットクラブの先輩オーナーを中心に4-6名の構成予定。

だけど昔、何の役にも立たない私をパールレースに連れて行ってくれたように、一人位は外洋に出た事がないが夢を持ってる若手セーラーを連れて行きたいな。

 

さあ、もう少し準備を頑張ろう。

 

何かを修理すると何処かが壊れる・・・


1か月以上更新してませんでしたが色々有りました。

まあ、ヨットあるあるなんでしょうが、何か船に問題があって修理する時。
仮にAを修理するとしよう。
Aさえ治れば良いのだがBとCを分解する必要がある。
そこで分解した所Cが壊れBも影響を受けてしまったという話。。。。

艇購入時から排気ホースとウォーターロックのジョイント部分から水漏れと排気もれがありました。
ホースを外しウォーターロックジョイント部を研磨し耐熱ガスケットでシールして組み直せば止まるだろう。

で、ミキシングエルボからホース丸ごと外しウォーターロックの掃除。
塩と排ガスが固まりになっていたがサンドペーパーで研磨。特に問題なく完了。

次にミキシングエルボとホースの点検。掃除。特に問題なく終了。

さて排気ポートのガスケットのカスをオイルストーンで研磨して面出ししようと覗き込むと

ん~~~~ポートの円がでずガタガタや。結構カーボン溜まってるな。
2GMは排気ポート周りが薄いと聞くので肉厚のポート面を集中的にカーボン除去するか。

しかし硬いな~塩とカーボンが混ざったのかな?
ポンチとハンマーでコンコン割っていると

ボロッ

ギャアァァァァ━━━━━━(|||゚Д゚)━━━━━━!!!!!!

ポート面が崩れたー

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どないしよどないしよ。

ヘッド交換は高いからいやや。だけど最悪ヘッド交換も頭によぎる。

方々に相談してみるがもう心が折れてしまったのでこの日は作業終了。

 

 

facebookで色々やり取していると段々と冷静になり自分で修理する事にした。

まずは現状把握の為カーボンの除去を行う。

修理一日目 恐らく粉だらけになると思うので養生を完璧にする。

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でフラップホイールでポート内のカーボンを研磨する。

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フラップホイールがあっという間に無くなってしまったので修理初日はこんな感じ。

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修理2日目。直径の太いフラップホイールを準備し研磨再開。

しかしカーボンなら黒い粉が出るはずなのに茶色い粉ばかり出る。

何かおかしいな~

ちょっと面出ししてみよう

 

う~んなるほど。デブコンの修理跡が出てきた。

恐らくミキシングエルボの溶接割れを放置して腐食したんやろな。

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と言う事は全部削ってしまうのは得策ではない。

かといってこのままでは何ともならないのでアルミパテで肉盛りしよう。

これでダメだったらヘッド交換や。諦めもつく。

 

修理三日目。

と言う訳で強度の弱い部分を割ってしまい、サンドペーパーブロックを作って仮の面出し。酸洗い。

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アルミパテは定評のあるGM-8300を手配。

便利な軽量トレーが付いているので2液をまぜる。

15分で硬化開始するらしいが気温が低い為ストーブの熱で温めながら手早く。

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1回目塗布

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ストーブの熱を当てて硬化促進。面出し研磨。

2回目塗布。面出し研磨。この日は終了。

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修理四日目

アルミパテ3回目塗布。硬化後面出し

流石に研磨する量が多くなり変な体制も手伝って腕が痛くこれで終わり。

若干くぼみもあるが液体ガスケットで何とかなる範囲だ。

黒く見えるのはくぼみでなくデブコンの面

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修理五日目

ミキシングエルボの面出し、ホースの清掃、各種液体ガスケットを使用して組立。

エンジン始動!

もうボケてて排水ホース繋ぎ忘れて水浸しになるわ、耐熱液体ガスケットの未硬化で排気漏れ起こすわで再度組立。この日は硬化待ちで作業終了。

 

修理六日目

さあ、もうエンジン掛けても問題ないはず!

エンジンスタート

 

イェ━━━━━ヽ( ゚Д゚)人(゚Д゚ )ノ━━━━━━イ!!

排気漏れなし!修理完了!もう大丈夫や!

 

最後に元々の原因であるウォーターロックの接続部の水漏れ点検。

うっそ~ん。漏れてるやん。

 

溢れたコーキングをカッターで切り取り原因調査。

ありゃ?ウォーターロックの溶接部から漏れとるがな。

そういや電蝕も起こしてた。

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今回はマフラーパテでヤバそうな所を埋めてしまって終了。

近いうちにFRPのウォーターロックを手配しないといけないな。

 

なにわともあれ何とか修理は完了したのでした。めでたしめでたし。