中古船外機 ヤマハF9.9B


いや~ついにエンジン買っちゃいましたw
念願のパワーアップです!
Sabaayに元々搭載されていたエンジンはYAMAHA8c 6G1という8馬力の2ストローク船外機なのですが、こいつがちょっと非力だったのです。
入出航や補機としては軽いしこれでいいんだけど、ロングクルージングやレース回航には余りに遅すぎてどうしようも無かった。
艇速を上げるためにエンジン回転数を上げるとエンジン音がうるさすぎて閉口ものです。
まあクルージングはノンビリ行くとしてレース回航(特に帰りの回航)はレースでも置いていかれエンジンでも置いていかれストレス溜まりまくりですわ。
そしてある日デリラさんがエンジンを2st15hpに積み替えたので試乗させてもらうと・・・
Σ(・∀・;)速い!!!
いくら軽い21R&Cとはいえおおよそ小型ヨットとは思えない速度でぶっ飛んで行くじゃないですか!
とはいえこの前ジブ買ったばかりだし、お小遣いもあまり無い・・・
ヤフオクもウロウロしてみたがもう一つ品物が信用できないし結構高い・・・
半ば諦めかけていたんですがネットで見つけた四国宇和島の伊予エンジンさん
型は若干古いですが整備済みという事と、発送前にはテストドライブ、あとこちらのリクエストにも応えてくれたので大満足です。エンジンパーツの通信販売もされているようなのでサイトに乗って無くても相談に乗ってくれるようです。
電話のやり取りだけでしたが、ええおっちゃんですわ。
そして本荘レースのあと皆さんに手伝ってもらい無事エンジン換装終了。
平均艇速  6ノット前後  v( ̄Д ̄)v イエーイ
波にも負けないし音が静かだ!
これでエンジンパワーで置いていかれる事は少なくなるだろう。
今後はプロペラとファインチューンで7ノットを目指そう!

2011上架整備 船底塗装&コンパウンドがけ&船外機メンテナンス


2日目は妻と高校生、中学生の息子も動員し船底塗装とハルのバフがけ作業だ。
もう何年も動員されているので塗装に関しては何も言わなくても淡々と進んでいくね!素晴らしい。力仕事のバフがけは息子たちにやってもらう。
思えはSabaayを買ってから一度も船体を磨いた事がない。
最近余りにもくすんできて汚らしいのでポリッシャーを導入してのハル磨き。
ザラザラだった船体はツルツル手前まで磨き上げられきれいになった。
ああキモチいいなあ
ここで塗装班2日目終了
そして3日目は船体ワックスがけ。
ハルに景色が写ってますよ~
船外機はギアオイル交換、インペラ交換、サーモスタット交換、アノード交換だ。
ギアオイルは結構汚れていたな。。。毎年交換が望ましいようだ。
インペラはまだ弾力があるが2年に一回ぐらいでいいかな?
ボルト類は前回きちんとグリスアップしてから組んでいるので問題なく廻るね!
サーモスタットは塩詰まりまでは行かないがかなりの結晶が付着している。古いものもキチンと清掃すれば再利用できそうですね。
エンジン始動後は検水がジョボジョボでるのでこれで一安心
これにて今年の整備は終了。
若干やり残したこともあるが概ね満足。さ~ヨットシーズン突入ですw

2011上架整備 ラダーポストブッシュ打ち換え


さ~年に一度の大イベント上架整備がやってまいりました。

毎年2日間の上架ですが重整備をするので4/23.24.25の3日間。場所はいつもの明石マリンポートです。 例年何とか天気も持ってくれていたのだが初日から大雨の予報。そして予報通りの雨と風。 上から見る限り結構汚れていたように見えたが実際は藻がうっすら付いているのと藤壺が10個、スルハルに海藻一輪?程度だ!ジェットで簡単にとれて中々優秀優秀。

そして早速メインイベントのラダーポストブッシュの打ち換えに取り掛かる。 Sabaayは購入時からラダーに横方向のガタがあり中々イライラさせられる部分ではあったがついに交換だ。 友人である京都の優秀で素晴らしい仕事をするプラスチック加工屋にも手伝ってもらう

まずブッシュ抜き取りにあたりブッシュ抜き取り方向を確認。 下側にはハルの返りがあるため無理。上側は鋳物のブラケットを外せば大穴があるので上から抜く事にした。 写真の自作特製工具(ボルトとナットとワッシャだけだが・・・)でひらすら締め上げる。。。堅いが3人交代でひたすら締める。3時間は続けたろうか?全く動かなくなった。これはちょっとマズイ展開か? 工具を外し状態を確認すると 何じゃこれー???

ブッシュの外径よりデッキの径が小さい。 つまり上にも下にも抜けない構造だ・・・・・さてどうする? ブッシュを元の位置に戻すにも現状では不可能。 全員が半分パニック状態 場合によってはデッキをぶった切る必要も出てきたが、冷静な加工屋の友人がブッシュの形状を変更する事を提案してくれそのまま採用。

ハル下側の穴をラダーポストと同じ径まで広げることにした。 ここで一日目終了。

友人は採寸を済ませ即ブッシュ製作に取り掛かってくれた。ありがとう。 しかしなんぼなんでも整備できん構造はあかんやろ・・・・

そして2日目 ハルを広げポスト内で引っかかってる古いブッシュの邪魔な部分を切除 ほどなく友人が新しいブッシュと専用工具を持ってきてくれた。

新しいブッシュにはグリス溝も切ってあり純正品より良い仕上がりだw特製工具でブッシュを圧入しラダー組み込みチェックだ。

せ~の「ガスッ」・・・? ラダーシャフトが入らん。組み込み前のチェックでは良いクリアランスだったがどうも締められて径が小さくなったか捩れたようだ。。。。 ん~仕方がない。ひたすら研磨と組み込みチェックを延々5時間。重いラダーを何回持ち上げただろう。 ようやく渋いながらも貫通だ☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイ そして最上部まで達すると「ガスッ」・・・・またか・・・_| ̄|○ il||li 次はポスト内に残っている古いブッシュに引っかかりこれ以上ラダーが上がらない。 状況から工具もすでに使えない。。。

八方ふさがり万事休すか? 仕方ない最後の手段だ。ラダーポストの力の掛からない部分をのこぎりでカットして古いブッシュを摘出。 そしてラダーは無事貫通。グリスを塗って組み付けたらちょうど良い重さだ。手を離してもフラフラせずティラータマーを弱く掛けている感じ。すごくいいフィーリングだ。

これで今回の整備最重要項目は完了。 検索で来る方のために解説を書いておきますがこの作業は業者に任せたほうが良いでしょうね。 あとから冷静に考えると新艇製作時はラダーポストにブッシュ挿入しリーマで整形後、冶具にハル、ラダー、ポスト、デッキをセットしてから結合したとすれば合点が合う。そのほうがラダーの位置が正確に出るのだろう。 まあこれで廃船になるまでばらす事はなさそうだ。良かった良かった

 

※艇を売却した為ブッシュの冶具があまってます。誰か買いますか?

今年の上架予定


早いもんでもう3月の半ばですね!
今年も上架の季節がやってまいりました。
毎年2日間で作業していたのですが今年は作業項目が多いので3日間
場所は結局いつものアカシマリンポートです。
で、予約を取れたのが4/23.24.25の3日間
よって舵杯に関わる全てのお手伝いが出来なくなりました。( TДT)ゴメンヨー
整備項目
●船底塗装
●船外機サーモスタット交換、インペラ交換、ギアオイル交換
●キールの付け根点検、場合によってはFRP巻きなおし
●ラダーポストブッシュの打ち直し
さあ、色々準備せねば・・・・

船外機の点検


去年からどうも船外機から検水の出が悪い。
船検の時も指摘されたので状況確認を行った。
まず検水口の詰まりをチェック
検水口自体は塩詰まりしていないが、念のため針金で突っつく
若干水量は増えたが、まだ十分ではない
次にウォータージャケットを点検
ヘッドカバーを外そうとするがボルトに塩が満遍なく付着して固着寸前だ
CRCをたっぷり行き渡らせて慎重に外す
そろそろ各部の塩抜きが必要やな
ヘッド部分のウォータージャケットは特に大きな塩だまりはなく問題は無さそうだ。
ということはサーモスタットか給水経路のどちらかに問題なのだろう。
給水側は上架するかエンジンを外さないと点検できないので又今度
サーモスタットを外すべく、慎重にガスケットを剥がす事を試みるが固着のためあえなく断念。
思い付きで始めた点検なので交換用ガスケットを準備していなかったのだ。
仕方なくプライヤーでいじくり倒して終了
塩漬け状態のボルトちゃん達をきれいにして組付け完了
最低限のタップと脱脂剤を準備しておかないといけないね
そしてエンジンスタート!
おお~出る出るw
呑みすぎた翌日までは行かないがちょっと我慢したぐらいは出るようになったw
原因はサーモスタットの塩詰まりか
次回はガスケットを用意してサーモスタットの炊きだしだ