2010阿波踊りヨットレース参戦記 8月13,14,15日


よく晴れて気持ちのいい朝です。
鳴門1104の転流に向けて0700都志港出航です。
出るのが早いのは分かっているが港でボーっとしてるのも何なのでトロトロ時間を合わせながら向かうことにする。そして転流時間ぴったりに大鳴門をぬけ一路ケンチョピアへ!
途中何艇にもぬかれ後ろからきた孫悟空艇とsailkitty exceed艇と合流。
やっぱりディーゼル船は早いなあ・・・
ホテル近くの岸壁で係留可能な場所を探すが適当な場所が見当たらないためマリンターミナルへ横抱き着岸.。妻とも合流して出廷申告、明日の準備、艇長会議を済ませる。
porcorosso軍団、HELM軍団とも合流し楽しい前夜祭の始まりだ!昨年もそうだったがパーティー内容がすごく充実してる
阿波踊りの練習も済みお腹もいっぱい。
さ~明日はレースだ。今年は最下位脱出するぞ~
そしてレース当日・・・
観覧艇日本丸の横をパレードで抜けいざレース海面へ!
今年はパフォーマンス賞のことは全く考えてない。
レースに集中するんだ!
今年の目標は自艇よりレーティングの低い船に負けない!です。
スタートラインを入念に確認しコースを考える。
幸い微風なのでうろちょろして確認できた。
よし、マークボートの上から流して大型艇が出たであろう穴を突く作戦だ!
スタート3分前。ちょっと上過ぎるか?風が落ちて来てスタートラインにつけそうに無い
スタート1分前。大型艇のブランケットに入り身動きとれず・・・ヤヴァイ
そしてスタート!  全く動かない。しかも潮に流されマークボートの団子に当たりそう。最悪や!
・・・とその時「ゼネリコ~!」のコール
☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイ ラッキー!スタートやり直し~
そして2回目のスタートはスタートライン上を流している艇の一歩後ろで風のあるところまで下がり加速をつけて突破する作戦だ!
スタート3分前。予想通り各艇ゼネリコの反省からマーク付近に固まらずライン上を流し始めた。
スタート1分前。ライン上目の前は孫悟空艇!ラッキー!着いて行こう!
そしてスタート!メイン、ジブを引き込み加速し始めた。
・・・とその時「ゼネリコ~!」のコール
工エエェェ(´д`)ェェエエ工工~ 最悪~!スタートやり直し~
折角ええスタートできたのに~
そして3回目のスタートは2回目と同じ作戦。
スタート3分前。2回目より下に行き過ぎた。ちょっと足を止めながらラインの後ろをながす。妻も3回目ともなると要領を得てきたようだ。
スタート1分前。上に大型艇の塊があり風が来ない。一気に下へ落とす。
そしてスタート!今回はコール無し!本当のスタートだ!
ちょっと落としすぎたせいでブランケットに入りいい風が来ない。
どんどん順位は落ちていくが、この際上り角度を捨てて速度を稼ぐ。
そのうち艇団がばらけ、風を掴めるようになってから徐々に上げて第1マークへ!
今年はGPSがあるので方向はバッチリ。
上りきれずに1回タックを入れたがトラブルなくマーク回航。
迷うことなくスピンアップ!
大型艇2艇に追いつき風が乱れたので少し離れて一気に抜き去る
カ・イ・カ・ン
第2マーク手前でスピンダウン。ジブアップ。
素早くは無いがミスなく回航。
ここから第3マークまで岸沿いを走るかプロパーを狙うか悩んだが
折角なのでプロパーを走り折り返し艇を観覧しながら進む事にしたw
孫悟空、PRS、HELMとそれぞれすれ違いヤンヤヤンヤと大騒ぎ!たのし~
第3マークで折り返し。
すれ違った先行艇はジブ、ジェネカー、スピンとそれぞれ・・・
最初はジブで走ってみるが後続艇に抜かれてしまったのでスピンアップ
なんとか喰らい付いていくが徐々に風速が上がってきてオーパイが利かなくなってきた。
残念だがスピンを降ろしジブにチェンジ
第2マークに近づくと先行艇がコースではなくバラケてるな。
ひょっとしてコース短縮???ここからは旗の種類が見えない。
マークを廻ったところでかすかに太鼓の音が聞こえたが、念のため紅豚さんに電話で確認するとやっぱりコース短縮だ。
ヨッシャー!フィニッシュ!
あとは結果を待つのみ。最下位脱出は確定だろう。
んで結果はフィニッシュ65艇中51位
クラス別はフィニッシュ14艇中9位
目標の自艇よりレーティングの低い艇には負けないは、
1艇に負けてしまったがまあ良しとしよう。
そしてお楽しみのヨット連での阿波踊りだ~
去年までのヨット連の法被は綿だったが今年からポリエステルで通気性のいいものに変わったがそれでも汗だくです。
ああ~楽しいな~
そして一夜明け本荘へ回航です。
船外機船はやはりおいてけぼりでトコトコ進む。
小鳴門を抜けさらにトコトコ・・・
1800無事帰港しました。
あ~よく遊んだ夏休みでした。

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8月10日 粟島~志度港


今日も天気予報では東風。粟島を出るとやっぱり東風。
真上りで完全機走だ。全くツマラン
風に恵まれれば淡路島円山港まで行こうかと企んでいたが、
艇速が全然伸びないため引田港を目標とした。
瀬戸大橋を越え島影をボチボチ走っていると突然魚探のアラームが鳴り響く!!!
水深5M以下!ヤヴァイ!GPSを見ながら浅瀬を回避し事なきを得た。
昨夜暇だったので水深アラームのセットをしてて命拾いした。。。
高松を過ぎる頃には東風も強くなりますます艇速が落ちる。
引田港は諦めて志度港に向うことにする。
私は基本的に15時までに入港というスタイルなので諦めるのも早い。
着岸後、燃料を買いに行き船に戻ったところ地元ヨットマンのshiokaze艇O氏に声を賭けて頂きしばしヨット談義。
前回は自転車が無かったのであまり何処に何があるか把握していなかったが
O氏に色々と教えていただき調達を済ます。街は買い物が便利ですね!
そしてお楽しみの銭湯 観光湯です。
相変わらずのノスタルジック満開でゆっくりできた!
番台のおばちゃんとつぃ話しこんでしまった。
ちゃんと許可をもらって写真撮ってます。
そしてO氏に教えてもらったうどん屋に向うがすでに営業時間が終わっていた。。。_| ̄|○
仕方が無いのでさっき見つけたうどん屋にいくとこちらも終了。。。
高松でチェーン店のうどんを食べる羽目になろうとは思いもよらなかったな~
台風が接近しているが遥か日本海の北側を通るという予報だったので明日は通常通り出航だ。

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志度港情報整理
JR志度駅前のスーパーはなくなっていた。
少しはなれたところにコープがある。
燃料は国道に出てすぐにある(セルフ)
観光湯は水曜定休日
ホームセンターまで自転車で10分
うどん屋は19時で終りのようだ。
ビットの間隔が広いので長い舫が必要

8月12日 都志港ステイ


この日は一日風が収まらず洗濯物を干し、潮だらけの船を拭き掃除ししばし昼寝
夕方Hermitage艇 N氏が再訪されヨット談義に花が咲く。いや~気がまぎれました。ありがとうございます。
この日も同じ食堂で野菜炒め定食
夕方には風も収まり明日は徳島入りだ!
都志港情報整理
燃料はバス道まで出たらエネオスあり。コンビニもあり。
港近くに商店ありだがしまうのも早そう。
風呂はゆーゆーファイブ(山の上なので歩くと時間が掛かる)
食事はエネオスの前に大衆食堂お多福あり。安くてボリュームがある。日曜定休。人気があるようでお客さん沢山

8月11日 志度港~都志港


今日の目標は引田港まで行って潮待ちし夕方の転流で徳島に向う。
今日はピーカン照りで微風。台風の影響はまったく無し!時間もタップリあるので微風セイリングを楽しみながら時折釣り糸なんぞを垂れてみる。
岬の先では魚探一面色が変わるほどの反応があるが針には掛かってくれなかった。
小豆島を過ぎると波が出だして船外機が浮くのでNo2ジブをアップ。
風の向きが合わないので目標を引田港から丸山港へ変更する。
ここからが地獄の始まりだった・・・
鳴門海峡に差し掛かると風は吹き上がり辺り一面白波となる。
頭から波をザブザブ被りながらも進むとさらに風は吹き上がりちょっとまずい状況になった。
ハーネスをセットし荒れる海でジブをNo3に交換。
丸山港には進めないので徐々に落としながら淡路島の何処かへ向おう・・・
そこからさらに風波があがり、日除けが風をはらみ引きずられる。
ちょっとヤバイ。。。落ち着いて分解する余裕なんぞ全く無いので
フレームを支えているロープをカッターで一気に切り纏める事に成功。少し艇が安定する。
ランナーを引きマストを固めるがブームの重さと波の衝撃でマストがグニャグニャ曲がっているよ・・・
もし折れたら遭難やな・・・でもジブをおろすと波間の木の葉になりさらに危険。
舵取りで何とか衝撃を和らげよう。
そこから3時間ひたすら耐えて何とか都志港に逃げ込めた。
後から思うと引き返すべきだったんだ。なめてました。反省。
疲労困憊で岸壁に舫を取るが、そこは一面牡蠣だらけ。
それでも槍付けする元気もなく調整してると地元ヨットマンHermitage艇 N氏が現れ横の漁船に横抱きさせてもらえた。
さらに都志の情報を色々教えていただきひと段落。あ~疲れた。
明日は日和見です。
近くの商店で酒と氷の補給。
街を自転車で一回りし店の位置関係を確認。
そして食堂へ。久しぶりに油物が食べたくなり天丼。
風呂は山の上なのでちょっと疲れたが帰りは自転車で1分。
さあゆっくり寝よう・・・

8月9日 弓削島~粟島


昨日燃料が調達できなかったので燃料屋の開店をまって給油、出航。
今日の目的地は高松港だが天気予報は東風。つまり真向かいの風となる。
淡い期待を抱いて島からでるが、天気予報は正確で東風だった。
しかも波があり機走では進まない。
しかし結構な風速があり無理せず2ポンの機帆走。
距離も速度も稼げず早々に高松行きを諦めて粟島に入ることにした。
粟島海員学校前の桟橋に係留。ルポール粟島へ申し込み。
ここで重大な事が! 今日は宿泊客が多く風呂を断られる。
他の風呂が無いかたずねると粟島太郎を紹介されるが、電話には誰も出ない。
どうも定休日のようだ。久しぶりのコクピット風呂決定!
観光ガイドを見るとブラジャー観音なるものがあるそうなので自転車でひとっ走り見に行ってみる。
昔の小学生用通学路でこじんまりと居てました。
近くの商店で食材を調達し夕食を済ませいよいよコクピット風呂だ。
特別な事は何もなく、ただ大きめの鍋で湯を沸かしバケツにあけて温度調節するだけです。
5リッターぐらいあれば十分ですよ。あとは全裸のオッサンがコクピットでザブザブ浴びるだけです。
シャンプー、髭剃り可能

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粟島情報整理
桟橋は無料。ルポール粟島に宿泊しないものはフィンガーのみ係留可能。
宿泊すれば長手側に係留できます。
基本的にルポール粟島で風呂に入れると思うが今回のようにNGの場合がある
商店は近くにあるが18時半ぐらいには閉めるそうだ。酒、氷、生鮮品大丈夫
タバコも自販機あり